「NOマン」
※まず、題名についてだが、かの有名なスパイダーマンシリーズのノーマン・オズボーンのことではありません。
さて冗談はさておき、
本題だが、自分の人生において、この「NOマン」になること、つまり「嫌われること」というキーワードが大きく影響しているようにこのごろ思う。
自分は特に嫌われることを避けて生きてきた。いわゆる「いい子ちゃん」であった。
それを強く意識したのは、自分が大学を卒業して社会人になってからのことであった。
特に自分の場合は家業が自営業だったこともあり、周囲の大人との付き合い方を自ずと身につけていたのかもしれない。
そして、周囲の人に対してでできるだけいい顔をして接することで、自分の居場所を保ってきた。
だが、そうやって振る舞っていると段々と「自分の尊厳」というものがなくなってくるのだ。
いかに相手から見てよく見えるかを意識した生き方は、「自分らしい生き方」とは相反するものなのだ。
自分の場合、社会人1、2年目でそういった「嫌われない」振る舞いを身に着けたことで、結果としてNOと言えない人間になっていた。そうした中で体調を崩すこととなった。
そこで題名についてだが、決して嫌われる振る舞いをしなさいという意味ではない。
自分らしく生きるには、自分の尊厳を守るためには、一定の人から嫌われることがあっても自分の大切にしていることは守るために、時にはNOということが必要なのだ。
それは、誰にでも盾をついてまわることとは違う。あくまでも、自分の尊厳に関わることだからこそ、自分はこう思うと相手に対して意思表示をするのだ。
これは、あくまでも自分の経験上思うことだが、
自分の尊厳を自然と侵されている人は、今の世の中少なくないと思う。
そして、こうしてNOと言えずに苦しんでいる人も多くいると思うのだ。
YESと言った方が、実際そのコミュニティからはいい顔が立つし、感謝されることだってある。
だが、YESと言い続けることによって自分らしく生きることまでを、侵されてしまっては自分の人生にとってやはりマイナスではないだろうか。
自分は、一定の人から嫌われることがあったとしても、自分らしく生きることを選択したいと思うのだ。